2021年12月31日

今週の注目感染症
第51週(令和3年12月20日~令和3年12月26日)

・今週は梅毒の報告が5件ありました。
 昨年より累計報告数が増加しています。
 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによって感染します。
 感染後 3~6 週間程度の潜伏期を経て、経時的に様々な症状が出現します。
 初期の症状は、感染がおきた部位のしこりや股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節の腫れ等です。
 痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快します。
 しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性もあります。
 症状があらわれた場合は早めに医療機関を受診し、検査や治療を受けましょう。
 また、感染予防には、避妊具(コンドーム等)の正しい利用が大切です。

・福岡県感染症情報ホームページ( >>詳細はこちら )では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年1月7日更新)