2022年10月28日

今週の注目感染症
第42週(令和4年10月17日~令和4年10月23日)

・今週は、腸管出血性大腸菌感染症の報告が 10 件ありました。
第 42 週までの累積報告数は 187 件で、昨年同時期(153 件・速報値)に比べ多い状況です。
腸管出血性大腸菌に感染すると、3~8 日の潜伏期間の後、激しい腹痛、頻回の水様便、血便などの症状が現れ、重症化すると死に至ることもあります。
腸管出血性大腸菌は生肉を食べたり、加熱不十分な肉を食べたりすることで感染するため、肉などを調理する際は十分に加熱(75℃で 1 分以上)しましょう。
また、患者の便等で汚染された手を介して人から人へも感染するので、調理前、食事前、トイレの後、介護等での便などの処理の後は、石んと流水で十分に手を洗い、感染予防に努めましょう。

・福岡県感染症情報ホームページ( >>詳細はこちら )では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年10月28日更新)