2024年03月22日

今週の注目感染症
第11週(令和6年3月11日~令和6年3月17日)

■ コメント
・第 11 週は、腸管出血性大腸菌感染症の報告が 5 件ありました。
腸管出血性大腸菌感染症の一般的な症状は、腹痛、水様性下痢及び血便で、嘔吐や 38℃台の高熱を伴うことがあります。
小児や高齢者では、けいれん、昏睡、脳症などによって致命症となることがあります。
気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
腸管出血性大腸菌は食肉等に付着し、生肉や加熱不十分な肉を食べることで感染しますので、調理する際は中心部まで十分に加熱(75℃で 1 分以上)しましょう。
また、患者の便等で汚染された手を介して人から人へも感染するので、調理時、食事前、トイレやおむつの取り替えの後は、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
福岡県感染症情報ホームページでは、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和6年3月22日更新)