2024年03月08日

今週の注目感染症
第9週(令和6年2月26日~令和6年3月3日)

■ コメント
・第 9 週は、今年県内 1 例目となる腸チフスの報告がありました。
腸チフスは、チフス菌に汚染された食べ物や水を介して感染します。
潜伏期間は 7~14 日で、39℃を超える高熱が 1 週間以上続き、バラ疹(胸腹部に現れる淡紅色の発疹)、徐脈(脈拍が遅い)、脾腫、下痢等の症状がみられます。
腸チフスは南アジア、東南アジア、アフリカ、カリブ海、中央及び南アメリカなどの衛生水準が高くない地域で多く見られる感染症です。
予防のため、流行地域に行く際は、トイレの後や食事の前には石けんでよく手を洗い、十分に加熱された飲食物を摂取することが大切です。
福岡県感染症情報ホームページでは、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和6年3月7日更新)