2024年01月26日

今週の注目感染症
第3週(令和6年1月15日~令和6年1月21日)

■ コメント
・第 3 週は、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数が 8.08 となり、大きな流行が発生または継続しつつあるとされる警報レベルの基準値(1 医療機関当たりの報告数 8)を超えました。
A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は子どもに多い感染症で、突然の発熱、咽頭痛、全身倦怠感によって発症し、しばしば嘔吐を伴います。
A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、主に飛まつや接触によって感染するため、手洗い、人と人との距離の確保等の感染予防策に努めましょう。
・また、インフルエンザの定点当たり報告数が 25.85(前週比 1.63)と増えており、9 週連続で警報レベルの状況が続いています。
インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
これらの症状が現れた場合には早めにかかりつけ医等の地域で身近な医療機関に電話で相談しましょう。
福岡県感染症情報ホームページでは、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和6年1月25日更新)